主婦とは何なのか

主婦は「職業」なのだろうか?。 日本における主婦権と女性の関係を考える。 「主婦」とは 主婦は、総務省統計局の家計調査分類表では「無職:職業のないもの」に分類される。 日本標準職業分類では職業を「個人が継続的に行い、かつ収入があるもの」と定義…

春日若宮おん祭お渡り式を見て

「春日若宮おん祭」は、長承4年(1135)の若宮御遷座を承け、翌保延2年(1136)に始まったとされている。その後は祭日が変更されることはあっても絶えず現代まで続けられ、今回見学に行った2016年12月17日で881回を迎えた、伝統ある奈良の祭である。 おん祭では…

日本におけるジェンダー・セクシャリティのこれまで

はじめに 性別や性自認、性的指向によって偏見や差別に曝される人々の自由と平等をかけた闘いの歴史は長い。反差別活動が活発化したからといって、メディアが差別を意識し始めたからといって、すぐに自由で平等で多様性のある社会になるわけではない。 2015…

種貸社からみる日本の不妊観〈考察〉

子供のできない夫婦が子を授かるためにお参りするのがこの「種貸社」である。 そうして神様にどうしてもと頼んで産まれた子を「申し子」という。 私はこの「種貸」というワードが気になった。夫婦間で子が出来ないため神様に頼んで「種を貸してもらう」なら…

同性婚もしくはそれと同等の契約ができる社会をめざして

1.はじめに きっかけ 私は、恋愛対象に性別のくくりがないパンセクシャル(全性愛者)である。 これから先、私に人生を共にしたいとおもえるパートナーができたとする。人生を共有する方法はさまざまであり、それぞれの形態にメリットがありデメリットがある…

レズビアンを殴る男の存在

先日、レズビアンを攻撃する男性の存在がTwitterで話題になっていた。 LGBTsへの暴力行為のニュースは後を絶たないが、この話題をTwitterで追うと「男からしてみたらレズビアンの存在は、お前は男として要らないと言われているのと同じだから、男から殴られ…

ハイヒールとは

はじめに ハイヒール、それは誕生と同時に多くの人々を魅了し続けている。私もその一人である。今回はそんなハイヒールの魅力を紐解きたいと、様々な方面からハイヒールをレポートすることを試みた。 1. ハイヒールの歴史 今まで一度も、どんな履物も身に付…

音楽と映像:『華麗なるギャツビー(2013)』におけるメイン挿入歌『Young and Beautiful』について

はじめに 私の好きな小説に、F・スコット・フィッツジェラルド(F Scot FitzGerald)原作の『華麗なるギャツビー (原題: THE GREAT GATSBY)』(「グレート・ギャツビー」「偉大なギャツビー」等さまざまに翻訳されてきた)がある。 この作品はこれまで何度も映…

読書の意義と定義を見つめる

1. はじめに 日本の公共交通機関(電車,バス等)を利用すると、ただ立っている人や眠っている人の他に「読んでいる人」が目につく。これは平日の混み合った通勤電車の中でも見られる。日本の通勤電車は、世界的に見てもかなり混み合っていることで有名である…

日本中世史における刀狩り

刀狩令は兵農分離政策の始まりではないとする。これは、中世ですでに兵農分離は実現していたという考えをもとにしているためである。 刀狩令は、百姓でも帯刀することは当然とする中世の意識を改革すること、帯刀を免許制にして制限することが目的であったと…

近代世界システム論 ∼なぜ周辺(周縁)国はいつまでも遅れたままなのか∼

近代世界システム論とは、アメリカの経済学者イマニュエル・ウォーラーステイン(1930-)が提唱し確立した世界のシステムモデルである。ヨーロッパの大航海時代がもたらした世界的交易を起点に、系譜的には従属論の流れを汲むものの、中枢と辺境、あるいは中核…